こんにちは。続きだよ。
前回の記事⇩


いざ決勝

というわけであっという間に我々の出番。
本日のメーンイベント
(絶対ドリームカップのほうがおもしろかったと思うけどw)

筑波耐久茶屋 Force one Fourth のUTAGE~~~!!!

スタート前チェックを受けてコースインします・・・



と思いきやサイティングラップが設定されてましたw
(ちゃんと読めよ・・・←)

カゴに発電機とウォーマーを準備して一緒にもっていってたのが恥ずかしいw


絶対転ばないようにゆっっっくりと1周を終え、自グリッドへ


おじさんが荷物持ってくるのが遅いとグリッドでも怒っている父。怖い。
ウォーマー巻いて、しばし待機です。

耐久レースのこの時間、めっちゃ好きです。
スタートのイメージ練習したりしてね。


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さて、いよいよスタートの時間がやってまいりました。
まずは前半組がスタートするので我々後半組は静かに見守ります。
トラブルが出ないといいのですが。


実況がスタート寸前を告げ、
フラッグタワーから日章旗が振り下ろされます!


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多少手間取るチームはあれど、全チーム無事に雨の筑波へ飛び出していきました!



さあいよいよ我々のスタートです。
イエローフラッグマンが退去し、フラッグタワーではフラッグが上に掲げられ…




振り下ろされました!


1歩目は上々。
ウェットなので、ここでの転倒にも要注意です笑
8割くらいのダッシュでマシンへ向かいます。


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↑父の持ち方に注目! 全く邪魔になりませんでした^^


左手を素早くハンドルにかけ、バイクにまたがりながらクラッチを切り、右足の着地と同時にスロットルをひねりつつ左足でシフトペダルを弾きあげ、

間髪入れずにクラッチミート!


決してクラッチリリースを焦ってはいけません。ゆっくりゆっくり繋げて、完全に離した瞬間にはもう2速に入るイメージ。

ちなみに1~3速はクラッチ使う派です。ショックでかいので。
















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(あとで写真追加したいけど、それまではここ見てほしいかも〜)





完全に抜きん出ました。
1コーナーで20メートルは離れてた感じ!


2019taikyutyayaFlap
↑2周目に入るときの僕。しばらく独走モード



いやほんと、言っちゃ悪いんですけど自分、ルマン式スタートをするためだけに生まれてきたようなもんなんですよ。ええ。

これでルマン式スタート
成功率100%(5/5)
大成功率80%(4/5)です。


耐久レースのお誘い待ってます♡
あ、走るのは遅いんでそこんとこよろしくです。



はい、というわけで40分のスティントです。
2時間半、すなわち150分なので、

40-40-給油-40-30

をベースとして、何かあれば臨機応変に変えていくという作戦でしたのん。
(忙しくてほとんど作戦会議はしてなかった笑)


あれは10周もしない頃だったかなあ…

前のグループのペースの遅い数台に追いついて、ダンロップからアジア抜けたところで一気に追いついたもんで、2ヘアのブレーキングで余裕で抜けると踏みましてですね

インに突っ込んだわけですが。

相手が思ってたよりブレーキング強くて
2次旋回までに前に出られず!!これはやばい!!


レースやってる方ならわかると思いますが、イケると思って飛び込んだが実は無理だったときの恐怖やいなや…
ましてやウェットです。フルブレーキなんて怖くてできたもんじゃありません!


できるだけ車体を立て、(自分なりの)限界ブレーキングで外に抜けるラインが開けるのを待つ…


しかしそのときはやって来ず、
CBRのフロントタイヤがあえなく前走車のリアタイヤにヒット…!













――ここで転倒か、、、しかも他車を巻き込んで、、、最悪だ、、、













そんな僕の思いとは裏腹に、全走者はそのまま走り去り、自分は気がつけばよろけながらもまだコース上を走ってます。


接触したのは思ったよりタイヤの端っこだったのか、急死に一生を得ました!

なんとかコース内で踏みとどまり、向きを変え、裏直へ

3~4台に抜かれてしまいましたが、焦りは禁物。
ちょっとだけマシンの調子を確認し、レコードラインへ復帰!

安堵と申し訳なさで一杯になりながらも、トラブルもなくそのまま走行続行…
ふぅ…



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そんなトラブルはありつつも、自分は10周終える頃には17秒台くらいのペースで走れてたんで、前のグループでも遅い人には追いつき、NT2の速い人たちにはバンバン周回遅れにされる感じで無事第一スティントが終了


ピットインして父にバトンタッチ。
マシンもコースもノートラブルであることを伝えます。




父も数周して17~18秒のペースを獲得し、走ること20分


まさかのセーフティーカー導入!


放送を聞くと、1コーナー立ち上がりで転倒した車両がオイルを出してしまったようです!
クランクケースでも割れてしまったのでしょうか…

オイル処理に入るということで、長い中断になると予想した僕は、2周目にピットインの合図を出しました。

こっちを見て手を上げる父。ヨシ。


なみなみ作戦です!!
※ガソリン給油

準備をしてピットインを待つ僕。


ところが、コース上を集団が過ぎてしばらくしてもやってこない父…



うそ…さっき合図してたし… まさかの転倒…!?












次の周確認したらふつーに最後尾を走ってたので再びピットインサインwww

大丈夫か? 疲れすぎておかしくなっちゃってるんじゃないだろうな〜w


次の周に無事にピットイン。
2周も遅れちゃいましたよ!!

しかしコースのオイル処理はまだ続いているようで、急ぐ必要はなさそうです。

確実にルールを守り給油。



父に、このまま行くでしょ?と確認すると

行ってくれ

とのこと


疲れてるし最後35分くらい走れれば良いというもんで


そんなこともあるかと思いすぐ準備できるようにしておいた僕ちんは流石ですね〜

コース上を集団が帰ってくる前に装備を済ませ、ピットロードへ。


※セーフティーカー導入中は、コースインが制限されます。セーフティーカーに続く集団がコースインゲート横を通過後の一定時間(10秒とか)のみ信号が青になりコースインが許されます。


というわけで、
見事にセーフティーカー導入中の一周で給油ピットインを終えました!

これは爆アド(爆発的アドバンテージ)ですよ!!
競技中の給油ピットインだったら確実に2周は遅れますからね〜^^


僕がコースインして2周でセーフティーカーの回転灯が消え(競技再開の合図)たのを確認した僕は、かねてから空想しながらも使用機会が訪れなかった、


  フ ラ イ ン グ リ ス タ ー ト
時間差爆速競技再開


を使用しました。


※セーフティーカー導入後の競技再開の際、再開されるのはコントロールラインを通過してから。つまりコントロールラインを超えるまでは黄旗区間=追い越し禁止である。しかし、、コントロールラインを通過する前に全走者と十分な車間を確保することにより、レーシングスピードでのコントロールライン通過が可能! 1コーナーまでにもたついてる前走者をガッポリパスできる技。



最終コーナー外端からのフル加速でスピードをのせて行った僕ですが、コントロールライン手前で追いついてしまいそうになった僕は少しスロットルを戻してしまい失速。


全然意味なかったwww



そのあとにも一度SC導入があり、そのときはちょっとうまくいきましたね。


あんまり意味ないかも…



45~50分くらい走り、ギリギリ16秒台入ってたのかな? もうちょい攻めてみたかったけどビビリミッターガッツリキマってて無理でした〜


DSC_0880
↑全然膝すれなかった1ヘア



そういえば、僕の2スティント目にちょうど前半が終わって、途中経過が発表されてました。


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総合21位、クラス5位と、ちょっと上がったかなって感じだったんですね。知らなかったですけど笑



チェッカー目前! 今何位?



残り35分で父に交代!!
ラストスティントです!


あとの仕事は念を送るだけ。
ピットボードを出す叔父さんと、頑張れジェスチャーを送る僕


DSC_0800
↑父のフォーム。カッコいいですね!


あっという間に暗くなってきたものの、雨はほとんど上がってますし、気温の変化もありません。むしろちょっと暖かくなってたかも。




淡々と時間が過ぎ、
残り10分というところでとんでもない情報が


「今クラス3位かい?」

同じく北海道からエントリーのチームの人が言うのです。


「え??またまた〜 そんなわけないじゃないですか〜!笑」












実況「ここで道産親子(僕ら)が12番手に浮上!!」










「え?12番手???」



隣のピットにモニターが設置されてたので盗み見させてもらうと、



12   2 道産親子
(12位 クラス2位)

「え!?うそ!!は??まじ??!!え!やばぃくぁwせdrftgyふじこlp」










お父さーーーん!転ばなければ入賞じゃーーーー!!!!!!


懸命に念を送る僕らww




やけに長いあと5周



ホームストレートに帰ってくるたびに安堵し、新たな不安が始まる



耐久レースでしか味わえない感覚ですね!



そしてとうとう




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写真ないんかいw




父も無事にチェッカーを受けました。
押してチェッカーを受けてたところもありました笑



表彰式


一周のクールダウンラップを終え、ホームストレートに帰ってくる各車


スタンドを持ってお迎え
なぜか1番最初に戻ってきました笑


僕ら「お疲れ様〜!もしかしたらクラス2位かもよ!」

父「うそ!!?まじ!?」




疑うような気分でいると、入賞チームが呼び出されてます。表彰台の前にマシンを並べるらしい。


~~クラス ~番、51番、~番


僕「あれ?今呼ばれなかった?」

父と叔父は聞こえなかったようで
あれれ〜?
って思ってると、


「51番のチームの方ですか?マシン出してください!」








すみません笑
でもやったあ入賞だああああ!!



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人生二回目のシャンパンファイト!
上手く栓が抜けませんでした笑
あれキレイに飛ばせる人すげえや、、、


1回目はもてぎのコンソレーションだったんで、これがはじめてのちゃんとした表彰でした。
多分二度と忘れないです。


ジャンバーとカッパ、脱いでおけばよかったw



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この写真を撮ってくれた○れ太さん
「抜群にダサい!!ww」


NT2クラスではライディングスポーツ編集長青木さんと元WGP125チャンプの宇川さんが当然のように優勝してました。

編集長が謝ってて面白かったですw


意外にも原田哲也さんのところは14位。

ギリギリ
勝ったゼッ!!!


こういう、有名な人が草レースに出てくれるって凄く良いですよね。盛り上がります。
招待枠ってことでうまく使っていけば強力なプロモーションの1つだと思います。


撤収〜終礼など

車両保管を初めて経験しましたが、どんだけ長いんやって感じでした!

1時間くらいかかって。
その間にできる片付けはもうほとんど終わってしまったりして

正式結果の発表とともに車両保管は解除
まあお遊び耐久レースで抗議する人はいないでしょうねw

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改めて
総合12位
NS2クラス2位

のリザルトを確認しご満悦な我々。笑
お互いにお礼言い合ったりして。
特にピットクルーやってくれたおじさんにはほんとに感謝です。泊まってまで来てくれて、、、

ホントは母にお願いしてたんですけど、実家の犬が可哀想だからと拒否されまして…

おじさんが来てくれてなかったら出れなかったかもでした!



入賞すると商品がもらえるんで、お手伝いに来てくれた人にもおすそ分けができて嬉しいです。




筑波サーキットを後にし、家の近くのデニーズで晩ごはん。

お疲れ様の雰囲気もそこそこに、
例の中学生くんが今後どうするのかについてなぜか熱い議論が始まりました笑


ガチでやってほしい僕 vs そんな甘くはないと言うおじさん二人


中学生くんのお家でも


ガチでやりたい中学生くん vs 遊び程度に切り替えてほしい父


という感じらしくて…


日本中にこういうシチュの若者がいるんだろうなと想像し、なんとかしなくては!!という気持ちになりましたね…

若者とその家族が希望を持てるような業界にしないと、先はないですね。
プロとして生きていけなくても、本気でやる価値を作らないと…




食べ終わって、おじさんを駅まで送って、帰宅して父を送り出してソッコーで寝ました。


次の日は1日潰れてました。マジで動けなかった…

お父さんに関しては、俺より疲れてたはずなのに、乗ってたフェリーが宮城県沖にてエンジン故障による停滞ww

到着は半日くらい遅れたのかな…?
そのまま仕事だったそうで

死ななくてよかったね…
お疲れ様でした…


また来年出たいですね!
次こそ優勝したいぞ〜


来年はモトクロスメイン、時々ミニバイクでガッツリ成長しておきます!


それではまた!

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